翻訳の世界に飛び込むなら

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翻訳という作業の基本事項
翻訳という概念はどのようなものなのでしょうか? 翻訳にまつわる言葉の定義をあれこれと比べて見ながら、探っていきましょう。
- 機械翻訳とは
- 機械翻訳とは、ある言語を異なる言語へ機械的に変換する技術(と、そのサービス)のことです。自動翻訳とも表記します。機械翻訳の概念はコンピュータの登場する前からあったといわれています。そういった概念があったのですから、本来の機械翻訳は翻訳ソフトのことを意味していたわけではありませんでした。しかし、現在では、ほとんど翻訳ソフトと無関係には考えられなくなってきています。現在よく使われるものとして、英語の文章を入力するとそれを日本語の文章に翻訳して出力する英和翻訳ソフトなどを例としてあげることができます。
- 機械翻訳の原理とは
- ある言語(A)で書かれている文章を異なる言語(B)に翻訳する場合を考えてみましょう。まず、言語Aの文章を構文解析します。取得できた構文木を、一定の規則にのっとって変換します。言語Bの構文木を取得します。変換した構文木から言語Bの文章を生成します。実際のところ、各単語は複数の語義を持っていますから、変換は一筋縄ではいきません。語義の曖昧さを何らかの方法で克服しなければなりません。その他にも克服しなければならない問題はたくさんあります。したがって、実用的な翻訳ソフトの制作にはたいへん多くの難題が重なっていると思わなくてはなりません。
- 統計翻訳の原理とは
- 1990年を過ぎた頃から、統計的な手法を取り入れて機械翻訳を追及する動きが盛り上がりを見せるようになりました。この背景には、計算機の大きな発達が関係しているといえるでしょう。音声認識の分野でかねてより利用されてきていた雑音チャネルモデルを活用しようという考え方があります。元の言語を、目的とする言語が雑音のある通信路を通る際に変化してしまったものであると解釈して、翻訳とは元の言語から目的とする言語への複合であるという考え方をとってるのです。計算式を書くときに言語モデルや翻訳モデルといった方法を用いて、翻訳の候補を生成して、そこから最も高確率の翻訳結果をデコーダと呼ばれる処理系を通じて探索します。